高度な検査機器を駆使して、質の高い診療を行っています。個々の症例により治療法は異なります。患者さんそれぞれの眼の状況に応じて最適な治療をご提案します。
IPL(Intense Pulsed Light)機器は長年に渡り、身体を温めて炎症を取り除くために使用されてきた医療用光治療機器です。眼科的にはMGD・ドライアイの改善が目指せます。
※メイクや基礎化粧品をすべて落としていただきます。(より効果をあげるためです)
※男性の場合、施術する部位に毛が生えている場合には剃ることがあります。 (毛に反応して痛みを伴う可能性があるからです)
※重症度によって8回まで施術することもあります。
※施術は両眼5分程度です。
※温かい程度で痛みはありません。
治療部位もしくはその周辺の皮膚が一時的に敏感になっている可能性があるため、強くこすったりせず、また日焼け止めをしっかり塗るよう心がけてください。
下記の方はIPL施術を行うことができません。
1回 両眼 | 1回 両眼8,500円(税込) |
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4回 両眼 | 4回 両眼32,000円(税込) |
定期的な通院加療のみならず、ご家庭でのセルフケアもとても重要です。ぜひ生活に取り入れてください。
温罨法(おんあんぽう)は、眼の周辺を温めることで、マイボーム腺のつまりを緩和するケア方法です。
眼瞼清拭は汚れたマイボーム腺の脂の排出を促進し、固まってしまった脂や角化物の詰まりの除去、およびマイボーム腺周囲の細菌量を減少させる目的で行います。 指のはらで睫毛の根元周囲をやさしくマッサージするように行うといいでしょう。温罨法と一緒に行うとさらに効果が高まります。
当院医師(川島素子)が世話人として参画しているLIME研究会の監修で、マイボーム腺関連疾患とケアについての患者さま向け冊子を作成しております。
マイボーム腺の基礎・関連疾患、マイボーム腺機能不全(MGD)とドライアイ、ホームケア・治療などをご紹介していますので、ぜひご活用ください。
PDFファイルをダウンロードして、すぐにご覧いただけます。
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、顔を正面に向けた時にまぶたが瞳孔の上まで充分に上げられない状態をいいます。
眼瞼下垂は、おおざっぱに先天性眼瞼下垂(生まれつきの眼瞼下垂)と後天性眼瞼下垂に分けられます。原因や程度により治療法や治療効果などが異なります。最も多いのは後天性の眼瞼下垂です。
まぶたをきちんと上げることが困難になるために、おでこの筋肉を使ってまぶたを上げる手助けをしようとします。そのために眉毛の位置が上がり、おでこにしわが寄ります。また、眼瞼下垂が正面を見る際にあごを上げるようになります。
根本的な治療にはまぶたを持ち上げる手術になります。手術方法にはいくつかあり、主に上眼瞼挙筋(まぶたを持ち上げる筋肉)の機能に応じて適応を考えます。
局所麻酔で行う手術であり、当院では日帰り手術として行っています。
手術後はまぶたの腫れ、皮下出血、違和感は必発です。個人差がありますが、これらの症状は時間経過とともに徐々におさまっていきます。手術後1週間くらいはまぶたの腫れが強く出ることがあります。1か月くらいかけてかなり自然な状態になりますが、完全に回復するのには数か月かかります。
抜糸は通常手術後1週間程度経過してからとなります。
気になることがあれば、いつでも医師やスタッフにお気軽にご相談ください。
眼瞼下垂症の手術は健康保険が適用されます。
※当院の眼瞼下垂手術は、経験豊富な宮下医師が、患者様の状態にあわせて整容面からもこだわりを持って手術していますが、美容目的の自由診療ではありませんので、あらかじめご了承ください。容姿を気にする方は美容外科での手術を受けることをおすすめします。