こんにちは。せんじゅ眼科です。
先日、Ophtecsさんによるソフトコンタクトレンズのケアについての勉強会がありました。
今回は、ケア用品の種類と特徴をご紹介いたします。
ソフトコンタクトはレンズの性質上、装用後は汚れがたくさん付着しています。
汚れをそのままにしておくと、ゴロゴロ感や乾き、くもりなど不快感があったり、見え方も悪くなってしまいます。
また、細菌・真菌・アカントアメーバなどの微生物が付着した状態で放置してしまうと、角膜の感染症(アカントアメーバ角膜炎や細菌性角膜炎)が起きる場合があり、最悪の場合失明に至ることもあります。
そのため、1日使い捨て以外のコンタクトレンズをご使用の場合は毎日の洗浄・消毒が必要です。
ソフトコンタクト用のケア用品は、大きく分けて3種類のタイプがあります。
・コンタクトレンズの洗浄・すずき・保存・消毒を1本で行うことができます。
・1本で消毒までできるため手軽で便利ですが、消毒力は高くないのでレンズのこすり洗いとすすぎを十分に行う必要があります。
・過酸化水素(オキシドール)で消毒を行います。消毒力が高く、レンズに付着しやすいタンパク汚れや脂汚れをしっかり落とすことができます。
・このタイプは消毒後に中和をする必要があります。消毒・中和が6時間以上経過していないレンズは装用できません。中和不足のままコンタクトレンズを装用してしまうと激しい痛みが生じるので注意が必要です。
・種類によってはカラーコンタクトには使用できません。
・うがい薬や手術時の消毒剤などにも使用されているポピドンヨードにより消毒を行います。消毒力が高く、ウイルスや細菌、真菌、アカントアメーバまでしっかり消毒できます。
・②のタイプと同様に消毒液を中和する必要がありますが、中和されると液の色がオレンジから無色に変わるため分かりやすくなっています。4時間で消毒・洗浄・中和までが完了します。
・全てのソフトコンタクトレンズに使用できます。
・ヨウ素にアレルギーをお持ちの方、甲状腺機能にトラブルがある方は使用することができません。
※全ての製品において、装用前のすすぎが推奨されています。
また、中和タイプのケア用品も消毒前のレンズのこすり洗い・すすぎが推奨されています。
製品によっても使用方法は異なりますので、使用方法をご確認の上ご使用ください。
毎日の正しいケアを心がけて、レンズを清潔に保ちましょう!
特徴や注意点を知って、自分に合ったケア用品を選んでみてください。
ケアの方法などでご不明な点がございましたらお気軽にご相談下さい^_^
次回はOphtecsさんのケア用品をご紹介いたします。
せんじゅ眼科 検査スタッフより
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