こんにちは。せんじゅ眼科です。
まだまだ寒い日が続きますが、2月になると花粉症のシーズンが始まりますね。
今回は季節性のアレルギー性結膜炎についてご説明します。
花粉(アレルゲン)が主な原因で起こる結膜炎です。
花粉が目の粘膜に触れることで、アレルギー症状が現れます。毎年花粉が舞う季節になると繰り返して起こるため季節性アレルギー性結膜炎といわれます。
原因となる花粉(アレルゲン)の代表的な植物は、スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどがあります。
目のかゆみ、充血、目やに、涙が出る、まぶたの裏にぶつぶつができる、などといった症状が出ます。
かゆくて目をこすってしまうと症状が悪化し、結膜や角膜に傷がついてゴロゴロしたりかすんだりすることもあります。
かゆみなどの症状を抑える抗アレルギー点眼薬(ヒスタミンH1受容体拮抗薬、メディエーター遊離抑制薬)、ステロイド点眼薬などが処方されます。
*抗アレルギー薬
①ヒスタミンH1受容体拮抗薬
かゆみを引き起こすヒスタミンの働きを阻害し、アレルギー反応を抑える作用があります。
② メディエーター遊離抑制薬
ヒスタミンなどを増やさないようにする作用があり、アレルギー症状を和らげますが、効果が出るまで2週間ほどかかるといわれています。
①と②の両方の作用をもつ点眼薬もあります。
*ステロイド点眼薬
抗アレルギー薬で症状が改善されない場合など、症状が強い時期に併用することがあります。
抗アレルギー薬より即効性がありますが、副作用もありますので医師の指示に従って点眼することが大切です。
花粉の飛散が始まる1~2週間ほど前から抗アレルギー薬を点眼することで、アレルギー症状が出る時期を遅らせたり、症状を軽くすることが期待できます。
また、かゆみの発生を抑えるために、治療期間中はかゆみがある時だけ点眼するのではなく、症状がない時でも用法通りに点眼を続けることが大切です。
今年の春の花粉飛散量は前シーズンより多く、非常に多く飛ぶ見込みとのことです。
花粉症の方は早めの対策をして、この季節を乗り切りましょう!
せんじゅ眼科 検査スタッフより
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